誰でも不妊治療は不安なものであると思う。特に妻中心の治療であるため夫側はサポートに回ることがほとんどである。だけども不妊治療は夫婦の問題なので二人もしくはすでに家族がいるのなら家族の問題である。夫は絶対に妻任せにしてはいけない。
心構え
夫として妻を支えながら仕事にもきちんと向き合うこと。
言葉では簡単だがやってみるのは難しい。私もできているかというと妻からの評価は低いのだと思う。先日もお風呂で一緒に入りながらダメ出しを食らったばかりである。
大事なのはこどもが欲しいことをきちんと伝え話し合うこと。夫婦ごとに距離感や協力の度合いが違うと思うので自分たちの丁度いい夫婦の形をみつけることがよい策だと思う。私自身も今の現状が最善ではないと思うのでこれからも妻と話しながら夫婦の形をより良いものにしたいと思う。
不妊の現実
男性はタイミング良く性交を行えばこどもが簡単にできると思っているかもしれません。ですが調べてみるとほぼ100%という訳ではないことが分かります。性交を行ってから1年過ぎたら現実を見て夫婦で話し合って欲しいと思う。
こどもができるというのは奇跡的なことなのです。
不妊症とは
【妊娠を希望している男女が避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合(一般的には1年程)を不妊という。
およそ100組の夫婦で11組くらいが不妊症の夫婦であるといわれています。】
不妊の原因は女性側3/1、男性側3/1、残りの3/1が両方に少しずつ原因があったり原因が良くわからない原因不明の不妊があります。
不妊症の原因を調べる検査
精液が正常かどうか
女性側の原因を調べる項目には女性ホルモンや卵管、排卵があるか、子宮頸管粘液などがあり男性より負担がかかる
不妊症の原因
【妊娠するためには、まず動きが良く形態が正常な十分な数の精子が膣内に射精されることが必要です。精子の数が少ない、形が悪い動きが良くないと言った場合には妊娠率が悪くなります。
大部分の原因は無精子症、乏精子症、精子無力症、奇形精子症などの造精機能障害が主で、その殆どが原因不明です。後天的な造精機能障害を来す原因は精索静脈瘤、停留精巣、精巣炎などがあります。
造精機能障害以外の原因としては、精路通過障害、副性器障害、性機能障害などがあります。】
女性側の原因には子宮や卵管、女性ホルモン、免疫、着床、原因不明などがあります。
不妊症の治療
基本的には女性が行うことが多いです。妻の経験から話しますがまずは問診、検査から始まり、すぐに体外受精にいったりはしません。女性のホルモン量を調べたり、卵胞検査をしていき、ホルモン調整のために薬を飲んだりしていきます。男性も感染症や精子の状態を調べます(私はこの時自分の精子が元気だと思っていたので精子の状態を調べてませんでした)。
その後まずは性交のタイミング計る、タイミング法から開始します。お医者さんから「排卵日○○日なのでその日か前の日に仲良ししてください。」と言われるので、その日に向けて体調を整えて臨みます。
2~3回行ったのち次に人工授精に移ります(ここで初めて自分の精子の状態を調べ結果を見てかなり落ち込みました)。卵胞が大きくなり排卵しそうなときに男性から精液を取り出し子宮内に注入します。
何度か挑戦したのち体外受精、顕微授精に進みます。
体外受精は女性から卵子を取り出しシャーレの中で卵子と精子を同時に入れ自然に受精させるもの。顕微授精は卵子に精子を直接注入し受精させるものです。
高度な治療は限られた機関(国からの補助金がある認可された医院)で行ったほうが国からの補助があるので探してそちらで行ったほうが金銭的にも精神的にも負担は楽だと思います。
女性が不妊治療してるとき男性は
まず検査をします。感染症がないか、精子の状態はどうか。
感染症がある場合にはすぐに治療すること。精子の状態が先天性のもので精子がない場合は別の道を探るしかない。精子が少しだけならすぐに高度な顕微授精に。後天性なものは疲れやストレスなどの影響を受けやすく結果が悪いだけかもしれない(私がそうでした)ので特に病気と診断されなければ普段の生活に気を付けること。
また女性の方は検査や診察、注射、麻酔をして膣内に器具を入れたりと負担が大きいので、送迎や家事、不安を和らげるため女性の話を聞いて気持ちを一つにすることなど、できる限りのサポートをすること。
妊娠しやすくするために
まず男性はストレスを溜め過ぎないこと。追い詰められていたりすると精子の質が落ちます。
タバコは男性女性ともにやめた方が良い。受動喫煙も妊娠には悪いし生まれてくる子どもにも悪影響が出ることもあるので気を付けること。
化学物質も良くないことがあるのでカップラーメンなどの食品は避けること。
アルコールも取り過ぎは良くない結果が出ているとのことなので控えること(私は毎日のように飲んでいましたが週一で缶ビール350ml以下になりました)
サウナのような高温環境下に置かれることは精子にダメージがあるので避けること。
下着もボクサーパンツではなくトランクスがいいです。
まとめ
不妊治療は夫婦で協力して行うものなので男性も妊娠のためならできる限りのことをしましょう。
夫婦で話し合いより良い関係の下治療に励んでほしいです。